DAY 7
イギリス
~ロンドン~
最後の朝です。
無事にフランケンワインも空になりました(笑)
窓から見えるのはテムズ川かと思いきや、ロイヤル・ヴィクトリア・ドック…運河でした。
ここはウォーターフロント再開発地区です。
ロンドン中心地に向けて出発です。
カナリー・ワーフやロンドン塔の車窓を楽しみ、ロンドン・ブリッジを渡ります。
よく写真で見る橋をロンドン・ブリッジだと思っていましたが、それはタワー・ブリッジ。
ロンドン・ブリッジは1970年代に出来た近代的な橋です。
ロンドン・ブリッジとタワー・ブリッジの間には、第二次世界大戦で活躍した巡洋艦ベルファスト記念艦が展示されています。
橋を観る為だけにテムズ川を渡ったので、すぐ隣のサザーズ橋を渡って戻ります。
ダイアナ妃が挙式したセント・ポール大聖堂がチラリ見えました!
古い話で恐縮ですが…TM NETWORKの「CAROL」というアルバムがありまして、ミュージカル形式のLIVEも行ったりしたのですが、そのストーリーとなったのが、当時ロンドンを拠点としていた小室哲哉の一言で木根尚登が書いた「CAROL」という小説。
その小説の中で、世界から音が消えて行く時と戻って来た時の象徴になったのが、ビック・ベンの鐘の音。
もの凄く感動的な小説だったので、思い入れが半端じゃないんです💦(笑)
もっと近くで見たいのに、これしか見れないの~~~?😭
バッキンガム宮殿へ衛兵の交代を観に行きます。
時間までヴィクトリア女王の記念碑や宮殿の門の周りをウロウロして写真を撮ってます。
子供の頃、好きで観ていたからくり時計の衛兵は、赤い服を着て大勢で行進して交代していくものだったので、それを想像していたのですが、制服の色はグレー。
交代も一人静かにやってきて、静かに入れ代わるものでした。
想像と違った😥
ウエストミンスター寺院です。
ダイアナ妃の葬儀が行われた教会です。
最近ではウィリアム王子が挙式した教会でもあります。
ここには歴代の国王をはじめ、ニュートン、ダーウィン、ヘンデル…多くの著名人も眠っており、世界遺産です。
パーラメント・スクエア・ガーデンには英国、連邦、外国の政治家の十二彫像があります。
写真はネルソン・マンデラとロバート・ピール卿しか撮れませんでしたが、他にはチャーチル、リンカーン、ガンジーなどなど。
公園の周囲には最高裁判所や大蔵省もあります。
ビック・ベンとウエストミンスター寺院がこんなに近いとは知りませんでした💦
ホワイトホール・ストリートを通ってトラファルガー広場へ。
そしてテムズ川へ。
ここにもオベリスク「クレオパトラの針」があり、ロンドンのものはニューヨークのセントラルパークと対になっています。
聖メアリー・ル・ストランド教会やオーストラリア高等弁務官事務所などを車窓で見ながら、大英博物館へと向かいます。
大英博物館に到着です。
神殿のような外観からは、とても想像できない空間が広がっています。
ここは2000年に出来たばかりのグレート・コートというスペースで、円形の内部は大英博物館図書室になっています。
ドーム型の天井や周囲に並べられた本棚など美しい閲覧室で、自由に出入り出来るのですが、この時は特別展示の為に入れませんでした😢
グレート・コートからアッパー・フロアへ階段を上ると、メソポタミア文明のコーナーに出ます。
ウルの王家のお墓から出土した副葬品が多く展示されています。
紀元前のものだというのに、状態が良くてびっくりです!
トルコの古代王国ウラルトのコーナーです。
世界史は大好きで選択授業も受けていたのに、「ウラルト」という名前に聞き覚えがないんです。
メソポタミア文明の1つのようです。
古代イラン アケメネス朝ペルシアのコーナーです。
紀元前550~400年頃のものだという黄金の財宝が光り輝いているのに驚きです。
古代エジプトのミイラのコーナーです。
ここは大英博物館のなかでも人気のコーナーで、とにかく人が多かったです。
本物のミイラもありましたが、どうも写真を撮る気にはなれず…
ミイラの作り方とラッピングの仕方が説明してあるのが面白かったです。
猫のミイラや死者の書など、他にも有名な展示物があったのに、知らずにスルーしてしまいました😢
Room 61も古代エジプトのコーナーです。
ネブアメンのお墓の色鮮やかな壁画が展示されています。
2階のこの先には古代ギリシャ・ローマのコーナーがありますが、ここで階段を下ります。
踊り場にも所狭しと壁画が展示されていますが、陽が当たって大丈夫なのかな?なんて心配をしてしまいました。
Egyptian life and death:the tomb-chapel of Nebamun (Room 61)
Room 4も古代エジプトのコーナーでした。
ロゼッタストーンやラムセスⅡ世像、アンダーソンの猫などがあり、ここも非常に混雑していました。
特にロゼッタストーンは写真を撮るのに順番待ちをしなければならない状態でした。
エジプトのコーナーはとても広く、王朝の繁栄がいかに凄かったかということがわかります。
以前開催された古代エジプト展を観に行ったことがあるのですが、やはりルクソール神殿などは実際に観てみたいと思いました。
Room 10はアッシリアのコーナーです。
アッシリア宮殿の浮彫彫刻が一面に並んだこの部屋は圧巻です。
ライオン狩りの様子など、とても2000年以上前のものとは思えないくらい、状態が良いです。
人面獣身有翼像は、正面から見た時と横から見た時に足が4本ずつあるようになっているのですが…よく見ると5本あることになっています。
Room 17にはネレイデス・モニュメントがあり、ちょっとした休憩スペースになっています。
この先がギリシャ パルテノンのコーナーRoom 18です。
Room 18は美しい彫刻がずらりと並んでおり、圧巻です。
レプリカではなく、19世紀にイギリス人が持ち帰ってしまった本物だそうで、ギリシャからは返還を求められているんだとか…
これが「泥棒博物館」と呼ばれてしまう所以です。
しかも、本当は彩色が施されていたのをきれいにクリーニングしてしまったらしく、それが他の博物館にも影響してしまい、ギリシャ彫刻=白になってしまったんだとか…
困ったものです。
メキシコ アステカ・マヤのコーナーです。
トルコ石で装飾された、創造の神テズカトリポカの仮面や双頭の大蛇が暗い部屋にあり、ちょっと怖い雰囲気です。
古代アンデス文明も好きで、マチュピチュには絶対に行きたいと思っているのですが、ここの雰囲気では行く気を失くしてしまいそうです(笑)
エジプトやギリシャに比べると展示物の数も少ないです。
植民地の問題だと気付きました。
暮らしと死というテーマのRoom 24。
今までの展示室とは雰囲気も内容もガラリと違っています。
人間が一生に飲む薬がズラリと並べられたショーケースは迫力がありました。
しかし、何故ここにモアイなんだろう…?
北アメリカのコーナーを抜けて終了です。
本当は日本、中国、韓国、インドのコーナーもあるようですが、今回は2時間なので、これが限界です。
こんな凄い博物館が無料だというのが驚きです。
寄付を募っていて、募金箱が設置されているので、是非ご協力を。
案内図が£2で売られていますが、カラーとモノクロと同じ値段なので、カラーを買う事をお勧めします。
美術書を買いたかったけれど、分厚いものは重過ぎるので、既に重量オーバーの私は薄い本を買いました。
あまりゆっくりお土産を見る時間がなかったのですが、ツタンカーメンバージョンのあひるちゃんとか、ここでしか買えない面白グッズも色々あるようです。
昼食はトラファルガー広場の近くにあるシルバー・クロスというアイリッシュ・パブです。
本場のフィッシュ&チップスを食べます!
正直なところ、日本で食べるのと大して変わらないかも(笑)
飲み物は散々悩んだ結果、やはりLONDONに来たのだからLONDON PRIDEでしょ!ってことで。
元々あまりビールが得意ではない私にとって、味が強めだったので少し飲みにくかった…
香ばしい麦の香りと、苦みが特徴のビールでした。
トラファルガー広場からピカデリーサーカスまで歩いてから自由時間です。
オプショナルツアーで「テムズ川 アフタヌーンティー&クルーズ」というのがありましたが、全員不参加(笑)
ピカデリーサーカスも小説の冒頭に出て来た場所なので感慨もひとしおですが、絶対にどうしても行きたいコベント・ガーデンへ急ぎます!
ピカデリーサーカス駅から地下鉄に乗ります。
まずは切符が買えるかドキドキです💦
さすがに英語なので問題なく買えました!
2時間で往復しなければならないので焦りもありますが、落ち着かなければと自分に言い聞かせてます(笑)
どうしても来たかったコベント・ガーデン!
何故来たかったかというと…
TM NETWORKがザ・ベストテンで初めて海外からの中継を行い「SEVEN DAYS WAR」を歌った場所なんです。
そして近くのペットショップで小室哲哉がミニチュア・シュナウザーを買ったんです。
そのシュナウザー「Junkers」が主役の木根尚登の「Junkers Come Here」という小説も感動的だったのです。
そして今、うちにはミニチュア・シュナウザーがいます。
コベント・ガーデンにはストリートパフォーマーが大勢います。
写真を撮っているのがわかるとお金を回収しに来るので要注意。
知らないで動画撮影をしていたら寄って来たので、猛ダッシュで逃げました(笑)
そしてここで困ったことが…
ビールのせいかトイレに行きたくなってしまったのです。
ところが全然トイレが無い💦
結局、目の前にある聖ポール教会に有料の公衆トイレがあるとわかり、駆け込みます…が、かなり並んでいます。
観光地のトイレ確認、結構大事です。
コベント・ガーデン駅に戻って来ました。
急いでピカデリーサーカスへ戻らなければなりません。
ちょっとした冒険をした気分です。
集合場所の今は無き三越LONDONへ向かいます。
百貨店は値段が高いので、近くのスーパーマーケットでお菓子を購入。
レジがセルフなので、どうして良いかがわからず困りました(笑)
ヴィクトリア&アルバート博物館、ロンドン自然史博物館などの素晴らしい建築物や、HarrodsやFortnum & Masonなどの有名なお店、ハイドパークなどを眺めながら、ヒースロー空港へ向かいます。
Wimbledonも見に行きたかったなー、なんて言い出したらキリがありません💦
ヒースロー空港に到着です。
ドタバタ、盛りだくさんの旅でした。
さすがにこれだけフルに移動するとグッタリです(笑)
スーツケースも半端なく重いし💦
税関の人に「何をそんなに買ったのー」って笑われました。
「何ヶ国も行ったものでつい…」
19時発で16時着、12時間のフライトでしっかり休めました。
あちこち駆け足だったので、それぞれゆっくり再訪してみたいと思いました。
これだけの周遊ツアーには、かなりの体力も必要だと痛感しました。
そして、こちらのチームは団結力もあってトラブルも無く、本当に良かったと思いました。