DAY 1
マドリッド・トレド
今回は阪急交通社trapicsのスペイン8日間の旅。
初ルフトハンザ航空です。
飛行機に乗る楽しみは、日本でまだ公開されていない最新の映画を観る事なのに、えーっ、今コレ??みたいな映画しかない😢
機内食が美味しいだけに、とっても悲しい感じ。
仕方なくひたすらバラエティー番組を観るも、笑いを堪えきれなくなってしまい、アブナイ人になりそうだったので、音楽を聴いて過ごします(笑)
ルフトハンザ航空なので、ドイツ(フランクフルト)でトランジットです。
トランジットの時間は1時間半なので買い物をする時間が無く、帰りに絶対買い物しようと心に決めて指をくわえてショップを通り抜けます。
せっかくドイツの飛行機に乗ったのだからと、隣の席に座った同じツアーの女性に勧められてビールを飲む事に。
どうやら女性の一人旅が三人いるらしいです。
色々とトークして盛り上がる。
…しかしこの時は、この人によるこれから始まるストレスMAX 波乱の旅など微塵も想像できていなかったのでした。
こんな旅もあるという経験をした、私の心の声(叫び)も書いていこうと思います(笑)
深夜1時着なので、一杯飲んで就寝。
あっという間に1日目終了です。
DAY 1としていますが、本当は2日目の午前中はマドリッドの市内観光とプラド美術館の鑑賞です。
マドリッドの街はクリスマスの真っただ中!
あちこちにツリーや電飾が飾られているので、夜が楽しみ♪とは言うものの、見るチャンスがあるのだろうか…
久しぶりのヨーロッパにテンション上がって、無駄に写真を撮ってます(笑)
まずはスペイン広場です。
さ、寒い💦
出発前の添乗員さんの話では平均14、5度なので、薄い上着があれば良いとの事だったけれど、厚い上着と手袋で正解!
広場を抜けると王宮が見えるので、遠くから写真を撮って移動。
プラド美術館の近くにある「TIMYR」というお店で買い物。
ツアーのお約束である、契約しているお土産屋さんに立ち寄るというやつです。
イチジクのチョコレートや革製品など、みなさん初っ端から大量に買ってます(笑)
いよいよプラド美術館。
入口は近代的な建物になっていますが、中は宮殿!
美術品も素晴らしいのですが、美術館自体も素晴らしい!!
広すぎる為、ガイドさんが絶対に外してはいけないポイントのゴヤ、エルグレゴ、ベラスケスなどの作品を案内してくれます。
約37000点の所蔵品のうちの一部しか展示できていないとの事だけど、日本の美術館とは規模が違います!
1時間くらい自由時間が出来たので、気になったけど観れていなかった作品や展示室を観にダッシュ。
売店で美術書の購入に悩む…
かなりの厚さなので、帰りの荷物の重量が心配。
みなさん、これまた何冊も買っていて…大丈夫ですか??
ランチはタパス料理。
iole!という街中にある、庶民的なお店でした。
イカのマリネとトマトのサラダ、陶器だったために温かいのかと思ったら冷たくてびっくり!
タパスには赤ワイン♡(スペインではTinto)
昼間から飲めるのも旅ならでは。
タパス料理って小皿料理という意味だったはずですが、団体客だからか大皿料理でした(笑)
オプショナルツアーのトレドへ向かいます。
数名は残ってピカソのゲルニカがある国立ソフィア王妃芸術センターに行くとの事。
マドリッドの市内でデモ行進が行われおり、かなりの渋滞。
更に交通事故に巻き込まれ…
無理矢理突っ込んで路線バスにぶつかり、サイドミラーがもげたレクサスのドライバーが、私達のバスにぶつかったと因縁を付けて来て足止めを喰らう😢
ちょうどデモの警備をしていた警官が目撃していて難を逃れるも、トレドの観光時間が減るかもしれないとのことで、ステキな建築物に喜んで写真を撮りまくっていたテンションが下がる…
1時間ちょっとの所を2時間かかってしまったのでGalan Tienda Toledoで休憩を取り、やっとタホ川の対岸にある、全景を見渡せる展望台に到着。
美しい世界遺産の街にため息が漏れてしまいます。
しばし写真タイムです。
写真を撮ったらバスで移動し、レカレド通り近くのエスカレーターへ。
6基も乗り継ぐのでかなりの段数ですが、階段もあるのでトレーニングしたい人は階段へどうぞ(笑)
迷路のような坂と狭い路地をしばらく歩いていると、右手にサント・トメ教会の塔が見えて来ます。
この塔は14世紀に建てられたムデハル様式です。
金の祭壇のあるこの教会、残念ながら内部の撮影は禁止。
この教会に来る目的は、エル・グレコの最高傑作『オルガス伯の埋葬』を観る為です。
非常に大きな作品で、天界と現世が上下分けて描かれているのがハッキリわかります。
サント・トメ教会からトレドの大聖堂までのトリニダー通りにはお店がいっぱい並んでいます。
闘牛の国、スペインだけあって牛のぬいぐるみも売っています。
もうすぐ12月なので、クリスマスのグッズやお菓子も売られています。
交通トラブルのおかげで時間が無いので、早足で通り抜けるだけになってしまいました😢
トレド大聖堂に到着です。
この大聖堂は15世紀に建てられたゴシック様式です。
ファサードの左側にはフランボワイヤン・ゴシック様式の鐘楼、右側にはゴシック・ルネサンス様式のドーム型の塔が建っています。
ファサードには3つの扉があり、最後の晩餐の彫刻などもあったのですが、見れなかったので残念😢
ファサードとは別の扉から内部に入ると、まず天井の高さに驚かされます。
全体的に薄暗いのですが、少し歩くとかなりの奥行きがある事に気付かされます。
大聖堂の中には750枚ものステンドグラスが飾られています。
これから出てくる主祭壇と聖歌隊席に目を奪われ、あまりステンドグラスに気を配っていなかったのですが、帰国してからバラ窓と言われる、非常に細かな細工をしたものがあったと知ったので、ステンドグラスにも是非注目してみて下さい。
偶然にも1枚撮っていたので良かったです。
知らなくても撮ってしまう美しさ…
天井に装飾されたリブ・ヴォールトも、美しいアーチを描いています。
聖歌隊席は、トレドの守護神であるマリア様の周囲に見事な彫刻の壁が広がっています。
壁の彫刻は左右で年代が違い、立体感の出し方が違っています。
椅子にも1つ1つ違う彫刻が施され、レコンキスタが終結したグラナダ戦争がモチーフとなっています。
席の中央には司教席があり、その頭上の彫刻も見事です。
とにかく彫刻が凄すぎて言葉が出ません。
左右のパイプオルガンも見事です。
パイプが前に出ているのがスペイン様式の特徴だそうです。
左右の形が違うのは更に様式が違うとのことで、ガイドさんが説明してくれたのですが覚えていないという…
聖歌隊席の正面には鉄柵で囲まれた部屋があり、覗いてみると、煌びやかな高さ30mの主祭壇に言葉を失くします。
ちょっと眩しすぎです(笑)
中に入る事は出来ないので、鉄柵のなかにカメラを入れて撮影しました。
スマートフォンとミラーレスカメラで撮影した色合いが違うのでびっくりです。
色々と撮り比べてみるのも面白いかもしれません。
主祭壇には「新約聖書」のキリストの生涯20場面が描かれています。
主祭壇の裏側に向かいます。
パイプオルガンや、いくつかの礼拝堂があります。
カテドラルの中には22の礼拝堂があるそうで、中でもサンティアゴ礼拝堂、サンイルデフォンソ礼拝堂、新王の礼拝堂が有名のようですが、サンティアゴ礼拝堂以外を見損ねました…
聖具室や聖職者の間など、見逃してはいけないポイントが他にもあったのですが、見る事が出来なかったので残念です😢
おそらく時間が押してしまったからだと思われるのですが、そういう時に融通が利かないのもツアーだから。
事前に調べておけば見逃さずにいられる部分もあるけれど、知っているからこそ見れない時の落胆も大きいし、難しいところです…
主祭壇の裏にはトランスパレンテ。
マリア様の上には、見えにくいですが最後の晩餐の彫刻も施されています。
トランスパレンテには天窓からの光が射しています。
天窓部分のフレスコ画と彫刻も見事です。
金色のプレート部分がお墓だと聞き、写真を撮るためにガンガン踏んでしまっていたので焦りました💦
マドリッドに戻り、スペイン広場の前で市内観光をしていた人を拾い、夕食のレストランへ。
サラダがオリーブオイルのみで、塩が欲しい…
パンプディングなのかベイクドチーズケーキなのかわからないデザートが、食感が不思議だったのですが美味しかったです!
ホテルは連泊。
買出しに行けるお店が無いことは事前調査済なので、ロング缶酎ハイを日本から持って行って正解(笑)